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私が選んだ100本 007.『修禅寺物語』岡本綺堂 をアップしました!

演劇批評

「グレート・ギャツビー」日生劇場 2017.05.09

 昭和30年代後半に生まれた私にとって、この作品との最初の出会いは映画のスクリーンだった。タイトルも『華麗なるギャツビー』、主演はロバート・レッドフォード、ミア・ファーローという美男美女の代表選手で、1974年の公開である。リアルタイムでは観ておらず、その後、「名画座」の二本立て、三本立てなどで観たのだろう。圧倒的に豪華で華々しく美しい世界に、「これがアメリカか」と単純な憧れを持った記憶がある。 続きを読む

エッセイ

私が選んだ100本 007.『修禅寺物語』岡本綺堂

 歌舞伎には「新歌舞伎」というジャンルがある。明治以降に歌舞伎のために創られた作品を指す。坪内逍遥(1859~1935)、岡本綺堂(1872~1939)、真山青果(1878~1948)長谷川時雨(1879~1941)など、江戸時代の歌舞伎の世界には身を置かず、明治以降に小説家や批評家などの文筆家として身を立てていた人が、歌舞伎に提供した作品、という解釈が最もしっくりくるだろう。今の歌舞伎のレパートリーにも「新歌舞伎」、つまり明治以降の作品がずいぶん含まれている。 続きを読む